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THE W歴代全順位と優勝者の現在!審査員論争とブレイクの真相

白木 蛍 白木 蛍 • 更新: • 公開: • 読了約 13 分
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日本テレビ系列の年末風物詩として定着した『女芸人No.1決定戦 THE W』。2017年の創設当初は演出手法や審査体制を巡り激しい賛否が巻き起こったものの、回を重ねるごとに競技性とネタの純度が研ぎ澄まされ、今や賞レース戦線において確固たる地位を築き上げました。優勝賞金1,000万円と「日テレ系番組出演権」を懸け、数多の女性芸人が熾烈な火花を散らしています。

本稿では、歴代大会の全順位と激闘の記録をデータで振り返るとともに、頂点に立った歴代女王たちの現在の活躍、そして大会史に刻まれた審査員論争の深層を徹底的に解き明かします。

【歴代優勝者一覧】第1回から最新大会までの全結果とブレイクの系譜

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『女芸人No.1決定戦 THE W』は、エントリー総数数百組の頂点を決める戦いとしてスタートし、年々そのエントリー数とネタの洗練度を伸ばしてきました。歴代大会結果まとめを紐解くと、漫才、コント、ピン芸、さらには歌ネタまで、表現手法の多様性こそが本大会の最大の特徴であることが分かります。

初代女王に輝いたゆりやんレトリィバァが圧倒的な狂気と技術で大会の礎を築き、続く第2回では阿佐ヶ谷姉妹が確かな実力と誰も傷つけない世界観で戴冠。第3回の3時のヒロインは、テンポの良いトリオ漫才で一気に全国区のスターダムを駆け上がりました。その後も吉住、オダウエダ、天才ピアニスト、紅しょうが、そしてフリーランスの星として劇的な戴冠を果たしたにぼしいわしに至るまで、個性際立つ女王たちが歴史を紡いできました。

歴代のファイナルステージでは、横澤夏子、はなしょー、Aマッソ、ヨネダ2000、エルフといったTHE W 歴代準優勝の実力者たちが優勝者に肉薄し、王座争いを劇的なものに昇華させています。

完全網羅データ|歴代ファイナリスト順位と歴代最高得点・名勝負の記録

本大会の変遷を客観的に把握するため、第1回から現在に至る大会結果、審査形式、そして最終決戦のデータを一覧表にまとめました。審査方式が一般審査員からプロの芸人・クリエイター審査員へと移行したことで、勝負の緊張感と評価軸は大きく変化しています。

大会回・開催年 優勝者(所属) 準優勝 / 最終決戦進出 審査方式・決戦スコア 大会の特徴・編集部分析
第1回(2017年) ゆりやんレトリィバァ(吉本) 牧野ステテコ 一般審査員401票中201票獲得 大会創設回。手探りの大会運営の中でゆりやんの地力が際立った。
第2回(2018年) 阿佐ヶ谷姉妹(ASH&D) 横澤夏子、あっこゴリラ等 一般審査員401票中184票獲得 お茶の間好感度とネタの安定感が合致。姉妹ブレイクの起爆剤に。
第3回(2019年) 3時のヒロイン(吉本) はなしょー プロ審査員制導入・最終4票獲得 プロ審査制へ移行。「アハーン」の歌ネタで圧倒的な大衆性を獲得。
第4回(2020年) 吉住(プロダクション人力舎) 紅しょうが 審査員7名中6票獲得 単独コントの構成力と演技力で圧勝。競技としての評価を大きく高めた。
第5回(2021年) オダウエダ(吉本) Aマッソ(2票)、天才ピアニスト(2票) 最終決戦3票(大接戦) オダウエダのシュールナンセンスが僅差で制し、ネット上で大激論に。
第6回(2022年) 天才ピアニスト(吉本) ヨネダ2000、スパイク 審査員7名中4票獲得 完成度の高い正統派コントで前年の雪辱を果たし、貫禄の戴冠。
第7回(2023年) 紅しょうが(吉本) エルフ(2票)、スパイク(1票) 審査員6名中4票獲得 通算5回目の決勝進出で悲願の初制覇。東京進出直後の勢いを結実。
第8回(2024年) にぼしいわし(フリー) 忠犬立ハチ高、エルフ 最終決戦僅差の判定勝利 事務所無所属のフリーとして史上初の戴冠。地下劇場の強さを見せつけた。

歴代順位を細かく検証すると、第5回大会の最終決戦(オダウエダ3票、Aマッソ2票、天才ピアニスト2票)がいかに稀に見る激戦であったかが如実に示されています。審査員個々の美学がダイレクトに反映されるプロ審査制において、単一の基準では測りきれない多様な笑いがぶつかり合った象徴的な結果です。

歴代女王たちの「現在地」|激変したキャリアと芸能界でのリアルな立ち位置

大会の覇者となった歴代女王たちは、その後どのようなキャリアを築いているのでしょうか。優勝特需による「日テレ冠番組露出」を足がかりに、各組は独自の路線でポジションを確立しています。

初代女王のゆりやんレトリィバァは、国内のバラエティにとどまらず米大手エージェントとの契約やNetflix主演ドラマ『極悪女王』での鬼気迫る演技など、世界的エンターテイナーへと進化を遂げました。第2回女王の阿佐ヶ谷姉妹は、エッセイがNHKでドラマ化されるなど文化人的な信頼を獲得し、好感度タレントとしてCM市場でも唯一無二の存在です。

第3回を制した3時のヒロインは、福田麻貴がドラマ主演を務めるなどマルチな才能を開花させ、トリオとしてもバラエティの主軸として安定稼働。第4回の吉住は、脚本執筆やドラマ出演など作家性・憑依力を高く評価され、玄人筋からも熱烈な支持を受け続けています。

加えて、第6回覇者の天才ピアニストは関西の演芸大賞を総なめにする本格派漫才師として君臨。第7回で悲願の優勝を飾った紅しょうがは、熊元プロレスと稲田美紀のコンビバランスを武器に、東京のキー局番組で欠かせない存在へと成長しました。そしてフリーランスとして優勝したにぼしいわしは、既存の芸能プロダクションの枠組みに縛られない独自のライブ活動とメディア露出を両立し、新時代の芸人モデルを提示しています。

なぜ「つまらない」と批判されたのか?審査基準の変遷と物議を醸した審査の真相

大会初期、SNS上では「THE Wはつまらない」「M-1グランプリやキングオブコントに比べてレベルが低い」といった厳しい声が少なくありませんでした。なぜそのような批判が生じたのか、その構造的な理由には明確な要因が存在します。

最大の要因は、初期大会における審査システムと演出の未熟さにありました。第1回・第2回は一般観覧客401名による多数決投票方式を採用していたため、「ウケの総量」や「キャラクターの分かりやすさ」が過剰に重視され、技術的な構成力や革新的なボケが正当に評価されにくい環境でした。また、生放送の進行テンポや音声バランス、煽りVTRの過剰なウェットさがお笑いファンの違和感を増幅させていた面は否めません。

この課題を打破したのが、第3回以降のプロ審査員制度の導入です。歴代審査員には、アンガールズ田中卓志、麒麟・川島明、笑い飯・哲夫、ドランクドラゴン塚地武雅、友近といった現場の第一線でネタを作り続ける巧者たちが招聘されました。彼らによる論理的で解像度の高い講評が可視化されたことで、審査の信頼性は飛躍的に向上したのです。

その一方で、2021年の第5回大会では「オダウエダの優勝」を巡りネット上が二分しました。映像演出を取り入れたコンセプチュアルなAマッソ、完璧な構成美を誇った天才ピアニストに対し、オダウエダのナンセンスで不条理な世界観に軍配が上がったことで、「審査基準がブレているのではないか」という疑問の声が噴出しました。

しかし、当時の審査員を務めた田中卓志や塚地武雅らは番組内外で「劇場の空気をもぎ取った純粋なバカバカしさ」「理屈を超えた爆発力」を評価した旨を明かしており、理詰めのお笑いに対するカウンターカルチャーとしての正当な評価であったことが現在では広く理解されています。

【実態検証】ネットの反応と歴代ネタ評判|過小評価を覆した決定的瞬間

近年のネット上の反応を見ると、THE Wに対する視聴者の視線は「女性限定のお祭り」から「高度なネタの実験場」へと明らかに質的変化を遂げています。特に転換点となったネタとして語り継がれているのが、以下の名演です。

  • 吉住(第4回「女審判」「銀行強盗」):単なるあるあるネタを脱し、狂気と哀愁が同居する一人芝居としての完成度が賞賛を集めた。
  • ヨネダ2000(第6回「うんぺん」):既存の漫才の文脈を解体する圧倒的なリズムと奇想天外な世界観で、男女の枠を超えた天才性を知らしめた。
  • 天才ピアニスト(第6回「更年期障害」):日常の繊細な機微を卓越した演技力で普遍的な笑いへと昇華させた珠玉のコント。

掲示板やSNSのリアルな視聴者コミュニティの分析でも、「初期は見ていられなかったが、近年はM-1やキングオブコントに匹敵する挑戦的なネタが見られる」という論調が主流となっています。女性芸人をステレオタイプな自虐や容姿弄りに当てはめる演出から、純粋な発想力と表現力を競い合う場へとシフトしたことが、ネタ評判の急上昇に直結しています。

【プロの結論】賞レースを機に跳躍する芸人と埋もれる芸人を分ける境界線

現代のバラエティシーンにおいて、賞レースの戴冠はゴールではなく、苛烈なサバイバルのスタート地点に過ぎません。THE Wをステップに持続的な活躍を遂げる芸人と、一時的な露出で失速してしまう芸人には、明確な構造的差異が存在します。

長期的な成功を収める芸人の共通項は、自らの「人間性(キャラクター)の言語化」と「外部への適応力」を両立させている点です。阿佐ヶ谷姉妹の温和な暮らしぶり、紅しょうが・熊元プロレスの破天荒ながら愛されるパーソナリティ、吉住の醒めた観察眼のように、ネタの世界観と本人の素の魅力が滑らかに接続している芸人は、ひな壇やトーク番組でも独自のポジションを確立します。

一方で、ネタのギミック(仕掛け)だけに依存し、フリートークや平場の立ち回りで制作側の期待に応えられない場合、激しい改編期を乗り越えることは困難です。自己を客観視し、確固たるコアを持ちながら番組の文脈に柔軟に寄り添えるかどうかが、ブレイクの賞味期限を決定づける境界線となっています。

【the w 歴代】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:THE W歴代で最も売れた・大ブレイクした芸人は誰ですか?
A1:メディア露出と知名度の観点では、世界的な活動を展開するゆりやんレトリィバァと、好感度タレントとして確固たる地位を築いた阿佐ヶ谷姉妹が双璧です。また、情報番組やバラエティの出演本数では3時のヒロインや紅しょうがもトップクラスの活躍を見せています。

Q2:審査員が「ひどい」「ブレている」と言われた理由は?
A2:初期(第1回・第2回)の一般観覧客による多数決投票が、漫才やコントの技術的巧拙を反映しにくかったことが主因です。第3回以降はプロ審査員制が定着し、審査の納得感は劇的に改善されましたが、2021年のオダウエダ優勝時のように「完成度重視か爆発力重視か」で意見が二分される局面では議論が白熱する傾向があります。

Q3:歴代の最高得点や最多得票の記録はどうなっていますか?
A3:現在のプロ審査員(6〜7名制)の最終決戦における最多得票は、第4回大会で吉住が獲得した6票(7名中)です。審査員の圧倒的多数を味方につけた完勝劇として、大会史に刻まれる記録となっています。

『THE W』が歩んできた道のりは、日本のエンターテインメント界における女性芸人の描かれ方そのものの変遷史でもあります。「女芸人」という枠組みへの賛否を内包しながらも、舞台上で放たれるネタの強度が批判を払拭し、賞レースとしての格式を確固たるものにしてきました。

純粋な笑いの技術と多様な価値観が交錯するこのステージから、次はどのような才能が羽ばたき、新たな笑いの地平を切り拓くのか。年末の熱き戦いから今後も目が離せません。

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コンテンツディレクター 白木 蛍
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グルメと暮らしの話題を担当。店舗公式情報、観光協会の発表、自治体の公開資料をもとに、価格や営業時間は公開日を添えて伝えます。

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